日々の戯言。

音楽にせよ映像にせよ、作り続けていればそれなりのモノが生まれてくる。
だが、感性は違う。
その人の日々の生活や影響を受ける独自の世界の中で展開されていく。
だからこそ個性が生まれるわけであり、同じ趣味の人でもそれぞれのアプローチの変化により、
生まれてくるものが人それぞれ違うわけでもある。


言うなれば、吸収方法の差。


例えば自分が制作物を頼む時。
そこで欲しいものは、その人の感性・個性を踏まえたうえでの制作物なのだ。
音にせよ絵にせよ、自分が似たような雰囲気を出せたとしても、それは自身が望んでいないものである。
お願いしたその人のそれぞれの要素が絡み合った、その最終形が欲しいのだ。



ソレが欲しいから自分はお願いする。
オレが欲しいものは「言ったとおりのモノ」ではない。
本当に欲しいものは「その人の感性で作られたモノ」なのである。


コレを最初に伝えてなかったのが、一番の後悔。
今更かもしれないが、この文章で伝えられればと思い書き残す事にした。
少しでも気楽に、足枷が外れるようにと思いながら。


そして、あの文章が自分のカンチガイであって欲しいと願いたい。
また別の不安が支配してくるから…